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【実体験】妊娠初期にインフルエンザに感染したショックと不安

【実体験】妊娠初期にインフルエンザに感染したショックと不安

妊婦の今、新型コロナも怖いけれど、まだもうちょっとインフルエンザもあるよね。
こわいなー。いやだなぁ。罹ったらどうなるんだろう。…はい!ここに罹った人がいます。

何ともなく、元気に生まれてくれたからいいけれど、その時は本当に怖くて、何が悪かったんだろうと自分の行動を後悔しました。

あれ?37.5℃の発熱。

感染症に限らず、病気には縁がなかった私。よく食べ、よく笑い、寝る。嫌なことがあっても美味しいものを食べるか、「もういいや!」と寝ればスッキリ忘れてしまうような生活。心身ともに健康。なのに、なんで今?妊娠初期なので、安定期に入るまではって職場にもまだ妊娠したことを伝えられていないのに。嫌だなー。1人目妊娠の時はしんどかったら横になる。多少家事は放置しても自分優先で生きていればよかったのに、上に子どもがいるとそうもいかない。

ゆう

おかーさん!あそぼ!お腹すいたー。お風呂嫌ー。おにぎり食べたい!パン!眠いー。リンゴジュース!だっこ!

しんどい時に限って無邪気な悪魔が降臨する。そして、なんて自由で理不尽な要求なんだろう。母親業って拒否できない仕事を次々と与えられ、人生という責任を背負わされている気分になる時がある。きっとこれが会社なら私は3時間としてもたず、そそくさと職場を後にするだろう。笑

みんこ

仕事・家事・育児に追われて疲労からくる発熱かな?軽い風邪でもひいたかな。ゆっくり寝れば治るかな… 。今日は早めに寝…

ゆう

おかーさん!おかーさん!遊ぶの!寝ないの!抱っこして抱っこして!イーヤー!ギャーッ。

頼む…寝かせてくれ。笑

感染経路は…?

私は手洗いうがいを徹底し、通勤電車ではマスク着用。アルコールハンドジェルを持ち歩き常に気を付けていた。息子にも手洗いうがいを徹底させていた。犯人探しをしたいわけではないんだけど、あれ以上対策しようがなかったのになぁという気持ち。外に出ている時点で完璧な予防なんて無理なんだろうけど…。

怪しいのは夫?

のすけ

なんか熱っぽい気がするー。しんどいな。だるいな。

なんて言っているものだから、寝室を別にし、食事の時も距離をとっていた。注射が怖くてインフルエンザの予防接種を会社負担で打てるのに何度言い続けても2年間打ってくれない無責任でビビりなのすけ。

みんこ

ねぇ、あれだけ毎年言っててさ、通勤ラッシュで人の多いところ通っているのすけなのに。今年は私も妊婦、ゆうも保育園なのになぜに予防注射打たなかったの?これでインフルなったらベランダで隔離ね。

と愛のある言葉と風邪薬をそっと優しく置いてあげたりはしました。鬼嫁?いいえ神嫁です。笑

1つプチ事件がありまして、後でわかったことですがインフルはのすけではなく、ゆうからでした。。。詳しくはこちら↓

あれだけ毎日くっついて寝てるもんね~仕方ないよね~。
よく考えてみたら、のすけとそんなに近くにいなかったわ。
あっ、それも、何か、ごめん。笑

2歳の息子のインフルエンザが見逃された⁉

「病院に連れて行ったから大丈夫。」は大丈夫じゃないことも。母親の「あれ?おかしいかも?」という勘はよく当たります。この記事では、病院に連れて検査までしていたのにもかかわらず、インフルエンザが見逃されセカンドオピニオンを受けに行ったときにはもう時間が経ってしまったため「薬は使えない」と言われてしまったインフルエンザの“見逃し”についてお話します。

木曜日昼:保育所からのお迎え連絡

お昼過ぎ保育所から電話が入った。保育所からの電話って良いことはないので何度電話がかかってきてもドキっとします。

ゆうくん熱があるので、お迎えに来てもらえますか?

みんこ

わかりました、できるだけ早く行きます。

こうなると、 肩身の狭い思いをしつつも「すみません、すみません」と連呼しながらダッシュでお迎えに向かいます。私も夫も通勤に1時間ちょっとかかるのですが、急なお迎えは私ばかり行っている気がします。私だって、仕事あるんだからっ!

いつもより早いお迎えに

ゆう

あー!お母さんきたっ!!

と嬉しそうな息子。この時37.7℃で少し鼻水がでているくらい。思ったより元気そうで安心。

とりあえず帰りにいつものA小児科に行こう。体調不良でお迎えの連絡が入ったら職場を出てすぐネット予約をしておくと病院に着くまでに1時間半程度かかるため、ちょうどいい感じに順番が進んでいることが多いのだが、今回は風邪の時期ということもあり、その日はネット予約をしてから2時間半の待ち時間があったので一度帰宅することに。家から近いとはいえ、徒歩7分くらいかかり途中には坂もある。時間が遅くなるにつれて機嫌も悪くなっていく上に、1度家に帰れば嫌がるので抱っこで行かざるを得ない。 妊婦にはこんなちょっとのことが少しずつ負担になる。

このA小児科は新生児科で経験を積み新聞にも掲載されたことのある医者がいる。子どもが好きという雰囲気をもち、話をよく聞いてくれる40歳くらいのいい医者。ネット予約もできるし、駐車場もあるし、清潔感のある院内で新しいおもちゃもあるし気に入っていた。

木曜日夕:A小児科での診察結果

だんだんしんどくなってきたのか機嫌の悪いゆうを半ば強引にA小児科まで連れていく。

インフルエンザの検査もしておきますね。

とのことで看護師さんに呼ばれ息子の鼻にブスッと!

インフルエンザ結果は陰性だったので、風邪でしょうかね。鼻水と解熱剤を出しておくのでこれで様子を見てください。また何かあれば来てください。

インフルエンザじゃなくてよかった。ゆっくり休ませたら大丈夫かな。

金曜日は熱が下がらず、夜も何度も起こされしんどそうにしていたため保育所も私の仕事もお休みすることに。(私も夜中に何度も起こされたのがつらかったので、まぁちょうどよかったか。と。)しんどそうな息子を前に早く治るように看病するしかなかった。

でも。病院を受診したことで安心しきった私は、この時はまだ本当のことを知らなかった…。

土曜日朝:A小児科を再受診

熱には波があったが、抱っこするととても身体が熱く、ややぐったりしている様子。金曜日の夕方にも38℃をこえることがあった。土曜日の朝も38.8℃あり解熱剤を飲ませるが薬が切れるとまたすぐに熱が上がってしまう。

インフルエンザじゃないって言われたのにおかしいなー。

熱も上がってきたし、心配ならもう1回連れて行ってみる?俺行ってくるよ!

と言ってくれたので、連れて行ってもらうことに。再度検査してもらったが、陰性とのこと。

やっぱりただの風邪なんかな。いつもが元気なだけにその反動でめっちゃ弱って見えるだけ…? 心配しすぎなのかな。けど、何かおかしい。

日曜日昼:B小児科へ。そこで言われた衝撃の事実。

ここのB小児科の雰囲気はちょっと苦手だった。70歳近いんじゃないだろうかという気難しい感じのおじいちゃん医師。施設も街の病院という感じ。窓にはたくさんのぬいぐるみが「これでもか!」と言うように並べているが、どこか怖い。待合室にはおもちゃはなく、今にしたらやや小さめのテレビで子ども向けのアニメを無音で流している。かと思えばいくつもかけてある仕掛け時計は少しずつ時間をずらしているようで、順番に鳴りまくっている。HPもないため情報もわかりにくく、ネット予約もない。電話をしても来た人順で診てますのでというB小児科。

ゆうは熱が上がったり、下がったりが続いており食欲もなくぐったり。ぐずるか寝ているかという感じでずっと辛そうにしているのが心が痛い。

インフルエンザじゃないとは言われたけど、なんかしんどそうよね。薬飲んでてもよくなっている感じはしないし…。こんなにしんどそうなのも初めてよね。日曜でもあいてるからB小児科行ってみる?

そんなに何回も病院行くのもちょっとって思ってたけど、病院変えてみるのも1つかもね。連日悪いけど、お願いします。

のすけに行ってもらってよかった。帰ってきたのすけから衝撃の事実が次々と。

やっぱりインフルエンザ“やった”みたいやわ。そして、効かない薬を飲ませてるってなぜか俺が怒られた。A小児科よりB小児科をかかりつけにしたほうがいいかもやわ。あのおじいちゃんDr.口は悪いけど、言ってることは確かやったから信頼できるわ。笑

のすけに医師との会話を詳しく聞くと、

そのインフルエンザ2回の検査は誰がやった?医者か?

いえ、2日とも看護師がやっていました。

はっは~ん。なるほどな。それはちゃんと検査できてないからあかんな。子ども特に小さい子の検査は難しいんや。インフルエンザは鼻の奥の奥にある粘膜を取らなあかんのやけど、これは医者でも難しい時がある。混んでて人手が足りひんから看護師がやってるんかもしれないが、その結果見てるだけじゃわからんわなぁ。口の中は見てたか?

いえ、検査結果を待って、やっぱり陰性なので風邪ですね。今の薬で様子見てください。と言われただけです。

口の中見たらすぐわかる。これはインフルエンザやったやろうな。ほぼ間違いない。ただもう時間が経ちすぎてるから、今からインフルエンザ用の薬を飲んでも意味がない。症状に合わせての薬を飲ますしかないな。
それと。なんやこの少ない薬の量は。そこの病院で体重量ったんとちゃうんか。これは生まれて1歳くらいまでの子の量や。こんなん飲んでたらそら症状も落ち着かへんししんどいだけやわ。(体重と薬の適正量の表を見せて)ほらな。今〇〇kgやろ?ということは、これだけの量がいる言うことや。しっかり飲ませたってな。

口と愛想はよくないが、子どものことをよく診てくれるいいおじいちゃん医者でした。その後、ゆうはみるみる回復。薬の量が少なかったんだって。もっと早くに気付いてあげられたらよかったけど…さすがに無理よね(笑)

最後に。かかりつけ医を変えた。

このことがあってから「いい医者」ってなんだろうって思いました。親が話しやすい、相談しやすい、施設が、雰囲気がとか様々な要素はありますが、一番大切なことは

上手く不調を訴えられない子どもをよく観察して的確に診断し、治療法を提示してくれる医師

という当たり前のことに気付かされました。そして、親の「あれ?何かおかしい。」「どこか気になる。」という野性的に近い勘が正しいということも。

まさか何度も病院に連れて行っているのに見逃されているなんて。そんなこと思ったこともなかっただけに我が家にとって、ある意味衝撃的な出来事でした。

もちろん息子のかかりつけの小児科は変更しました。(笑)

翌朝、38.8℃。はい、インフルエンザですね。

全身倦怠感、筋肉痛、激しい悪寒、何より高熱。やっぱりインフルやったか…。しかも今は悪阻の真っただ中。食欲もなかったから余計に体力が落ちてたんだろうな…。高校生以来インフルエンザに何てかからなかったのに、妊婦の免疫力は低いってこういうことかと実感。ゆうをのすけに託し、病院へ。 電話で「妊婦であること、高熱があるためインフルエンザだと思うがいつ行けばいいか、待てる部屋はあるか」を聞いて、到着時間を伝えいざ出発。死にそうになりながらも何とか病院へ到着。混んでる。電話してよかった。

みんこ

先ほど、電話したみんこです。どこで待てばいいですか?

待合室でおかけになってお待ちください。

みんこ

いや、あの、インフルエンザかもしれないし、悪阻もあるので電話で言っていた横になれる部屋などあれば…。

今、部屋を使っていてないんですよ。また順番が来たらお呼びしますので。

電話した意味ないやん。
いや、今の今。
伝えた時間通り到着しましたが。
高齢者の人も待合室にいっぱい。
インフルエンザをうつしてしまうのも悪いし、何よりしんどすぎる。
ダカラを持って座り明日のジョースタイルで燃え尽きながら待機。
…待機すること1時間半。

インフルエンザ検査キットをしてタイマーがなるより先に医師の声。

はい、インフルエンザですね。リレンザは比較的、妊婦さんでも安全に飲めるとは言われていますが、絶対ではありません。インフルエンザの薬がないときは皆さん風邪と同様自己免疫で治していましたから、どちらの選択も正しいということです。どうされますか?決めてください。

みんこ

リレンザください‼

今、免疫ないのは実感している。
みんなに協力してもらい寝る時間を確保したところで、悪阻で食べられず、さらに発熱までしてふらふらで、自分で治すなんて今の私にはできない。(インフルエンザになる前も土日はのすけにゆうと遊んでもらい寝込んでいたので睡眠時間はあったはず。)
「薬を使うのに絶対安全とは言えない」なんて言われたから一瞬不安を覚えたけれど、そりゃ医師もこのタイミングで妊婦を診てもし何かあった時に責任問題になったら嫌なんだろうな~と冷静に思った自分もいた。笑

診察が終わり、会計までは他の部屋で横にならせてもらった。…ここ、ずっとあいてたよね。
私知ってる。私が入るまで扉もあいてたし。
「こいつインフルエンザです!」って確定されるまでは別室で横になれないシステムの病院だったのかな。処方箋と会計終わるまで、10分もかからなかったですけど。
さっきのジョースタイルがどれだけしんどかったか。

ふらふらになりながら調剤薬局にむかい、薬をもらう。50代くらいの薬剤師のおばさまから

あらあら、妊婦さんでインフルエンザに罹ってしまったのね。不安だったでしょう。大丈夫よ。頑張って治して元気な赤ちゃんを産んでね!何か不安があったら電話してくださいね。

何てステキな方なんだろう。ジョーになって心身ともにボロボロだった私の心はきれいに救われました。こんなことをさらっと言える大人になりたいな!

念のため、通っている産院に連絡

インフルエンザに罹ってしまって、今迷いながらもリレンザをもらったのですが…。

いいのいいの!赤ちゃんにとって怖いのはお母さんに高熱が続くことだから‼しっかり薬飲んで治してくださいね。お腹に強い張りがあったり、出血すればまたご連絡ください。

3日前は元気だったから普通に妊婦の定期検診を受けた私。その時産婦人科で

インフルエンザに罹らないように気を付けてくださいね!

と言われていたものだからやや気まずかったのも本当。
最善は尽くしていたし、気も付けていた。
でも、罹ってしまったんだから仕方ない!

その後の経過は良好。胎児も健康。

リレンザを飲んで2日経たないうちに熱は引いてかなり楽になった。相変わらず主食はウィダーゼリーとうどんと雑炊。そのまま悪阻食を継続しているだけのような気もするが、食べられるようになっただけいいと思う。

まだ妊娠初期のため1カ月に1度しか検診がなく、胎動でもあれば安心するのだがまだそれもない。
悪阻も続いていたし、(この時ばかりは悪阻があってよかったとちょっと思った。しんどいけれど。)特に妊婦としての体調の変化もなかったので

大丈夫だろう、うん、きっと大丈夫。今日も元気よね?

とお腹の赤ちゃんが生きているのか不安になりながら、長い長い1カ月を過ごすことになった。こんなことになるなら、妊婦検診インフルエンザ治ってから行きたかった!その時はまさかインフルにかかるなんて思っていなかったけど‼

待ちに待ったインフル後の妊婦検診。

エコーに映った小っちゃい小っちゃいわが子は手を振って、足をばたつかせ、頭を揺らし「元気にしてましたよー!」とアピールしてくれました。

本当に良かった。

最後に。

妊娠している自覚をもって、インフルエンザや感染症の予防をどれだけしていても罹る時は罹るんだな、と実感。

だから、罹ってしまったことに対して妊婦さんは自分を責めないでほしい。

それよりもその時、「子どもの為にできる最善の方法は何かな?」って考えることが大切だと思う。

私のようにしんどい思いをしてほしくないので、妊婦さんがインフルエンザに罹らないようにとは願うけれども、罹ってしまっても大丈夫だったよ!という1例でした。

この記事を読んで、ちょっと過去の私と同じように不安のある妊婦さんが少しでも安心できますように

-マタニティ, 子育て

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