ニュースで取り上げられる子どもの転落死。
私はその悲惨な内容に言葉を失う、保護者の1人。
子育てをしていると、「もしかしたらあの時、重大なことになっていたかもしれない」という経験は誰しもあるはず。
行動を予想することのできない子どもだからこそ、親ができる対策をしておくことが大切。
この記事では子どもの転落死防止のため、親ができるものを紹介します。
うちだけは大丈夫、この子は大きくなったからもう安心。本当にそうでしょうか?
取り返しのつかない後悔をしないために、ぜひ知ってほしいと思います。
転落死する子どもの数
毎年、約8人の子どもが転落死していると言う現実。
他にも死亡はまぬがれたものの、大きなけがを負ったり、危うく落ちそうになっているところで親が発見して難を逃れたと言うこともあるでしょう。
「親が目を離すのが悪い」など、何も知らない周囲には心無い言葉を言う人もいます。
言葉は悪いですが、その人は「子どもについて何も知らない人」だと私は思います。
実際子どもを育ててみると、目を離さないようにしていても、全く離さないのは無理。
すぐにトイレから出るつもりが、急に下痢に見舞われたら?
子どもが複数人いて、1人が盛大にウンコを漏らし、背中までべったり。
軽くため息をつきつつ、手早くお風呂に直行。…その時、上の子は?
極端かもしれませんが、想定外のことが次々起こるのが子育て。
旦那の出張中に、転落死と言う不慮の事故が起こった場合、その時一緒にいた人だけを責めるのはおかしい。
その家に危険があるのに、その問題を放置していたことにこそ問題があるのです。
転落の種類
転落・転倒事故は消費者庁でも詳しく解説されていますが、その中でも特に重大な事故につながるベランダからの転落、窓や出窓からの転落について紹介します。
参考▶消費者庁|転落・転倒事故
べランダなどからの転落
家の前を走る車や、サイレンの音、通り過ぎる人たちを「もっと見たい」とベランダから身を乗り出してのぞき込むうち、転落につながる。
注意点と防止策
- ベランダを子どもの遊び場にしないようにし、子どもだけでベランダに出ないよう注意しましょう。
- ベランダから身を乗り出すと転落する危険があることを教えましょう。
- ベランダに植木鉢、椅子などの踏み台になるものを置かないようにしましょう。エアコンの室外機は手すりから60cm以上離して設置するか、上からつるしましょう。
- 子どもだけを家に残して外出することは避けましょう。
ニュースでも取り上げられていた子どもが130センチの柵を登れると言う動画。
この映像を見て驚いた保護者も多いはず。
たった30秒で登れてしまうので、ほんの一瞬のすきに子どもの生死が左右されていると言っても過言ではありません。
参考▶ベランダの柵を高くしても子どもの転落は防げない?130センチの柵を登れる5歳児は83%|TBS NEWS DIG
ニュース内で取り上げられているおとさんゾウはこちらから見られます
窓や出窓からの転落
注意点と防止策
- 窓に補助錠やストッパーをつけて、大きく開かないようにしましょう。
- 窓の近くにベッドやソファーなど踏み台になるものは置かないようにしましょう。
- 網戸に寄りかかると破れて転落するおそれがあるので、窓を開ける幅を制限できない場合は、網戸に寄りかかれないよう柵を設置しましょう。
「網戸があるから大丈夫」と思っていても、想像以上に簡単に破れてしまいます。
新築マンションで1歳娘が実証済み。
同じところに何度もぶつかり跳ね返されるうちに、たわみが生じて数本の網の切れ目から指で大きく穴をあけていきました。
そのため網戸に寄りかかれないようにする柵はかなり有効。
おとさんゾウには窓からの転落防止アイテムもあります。
親にできること
子どもから目を離さないようにしようと思うことは大切。
どれだけ注意していたとしても、親もトイレに、睡眠に人間的な生活を送っています。
親がしないといけないことは目を離さないだけではなく、目を離した時にも子どもが安全に過ごせる環境を作ること。
マンションのベランダだけではなく、戸建も2階以上に子どもが行くことができ、子どもが外に出られるような大きな窓がある場合には注意が必要です。
今から家を建て直すことも、買いなおすこともできず、窓や柵を工事するのはかなり金額も高そうと思ってしまいますよね。
そんな場合にも後付けできるおとさんゾウはかなり多くの人が取り入れやすい商品です。
同じようなアイテムをホームセンターで買いそろえるより安いと言うのも嬉しいポイント!
子どもの命を守りたい。悲惨な事故を防ぎたい。
自分の家の危険個所を確認して、対策することをおすすめします。